Endnote 20 for Macで文献(PDF)の追加と書誌情報の取得
Endnoteへ文献の追加と書誌情報の取得について見ていきます。
EndnoteのFile→Importを押して取り込みたいファイルを選択します。
正常に文献情報を取得できた場合は、これで完了です。
Importしたが、書誌情報が取得できていない場合もあります。
PDFが取り込めている場合はタイトルをコピーします。
editのtitleにペーストしてsaveします。
次に文献を選択し、右クリックでFind Reference Updateをクリックし文献情報を取得します。
取得できれば左側に情報が表示されます。正しければUpdate All Fieldsをクリックします。
これでうまくいかない場合は、pubmedで文献情報を検索します。
そしてDOI情報をコピーしてeditのところでペーストしてsave→Find Reference Updateをクリックし文献情報を取得します。
Endnote 20 for Macでグループ作成・削除
研究を行う際に、Endnoteで文献を管理しているもしくはこれからしようとしている人が主な対象ですが、ここでは文献を管理するグループの作成と削除について述べます。
目次
1.グループの作成と文献を入れる
2.グループ内の文献の削除
3.グループの使い方の例(自験例)
1.グループの作成と文献を入れる
EndnoteのAll Refeenceにある文献をグループ分けする場合、Group→Create Groupからグループを作成します。
グループのタイトルを作成します。
グループのフォルダが完成します。
次に作成したグループのフォルダへ文献を入れるわけですが、その際ドラッグ&ドロップで入れてください。もしAll Referenceからコピペして入れた場合には、All Referenceの方で文献が重複してしまいます。
ドラッグ&ドロップした後のグループのフォルダは図のようになります。
2.グループ内の文献の削除
All Reference、グループのどちらでもMove Reference to Trashを押すとデータが削除されてしまいますので注意が必要です。
グループ内の文献のみ削除したい場合は、グループ内の論文を選んでDELETEキーを押してください。
3.グループの使い方の例(自験例)
私のグループの作成について共有しますが、My publicationsに自分の原著と共著の論文を入れています。また、自分の原著で使った引用文献のリストも論文ごとにグループにしています。次に、現在執筆中の論文で使用している文献のリストをグループにしています。この作業をしておくと後で出力する際に楽です。他にはガイドライン、メタ解析、自分の研究分野の論文等をグループにしています。
M1 MacでEZRの英語表記の解決までの道のり
Mac(M1)にEZRをインストールしたが、「英語の表示の場合はインストールが不完全な可能性があります。」との記載がネット上に散見された。そのため、再インストールを試みた。
ケース1
appクリーナーでRを削除後に再インストール。英語表示は解決せず。
ケース2
アプリケーションフォルダからRを削除しますが、キャッシュやログを個別に削除する必要があります。ファインダー→移動→フォルダへ移動
~/Library/Logs
~/Library/Caches
~/Library/Preferences
~/Library/Application Support
~/Library/LaunchAgents
~/Library/LaunchDaemons
~/Library/PreferencePanes
~/Library/StartupItems
これらの場所から該当のファイルを削除しました。しかし、筆者の場合は削除しましたが、Rを再インストールしてもバグっているように感じました。英語表示は解決せず。
ケース3
ターミナルから削除することにしました。RをMacから完全に削除する場合はターミナルを開き、sudo rm -rf /Library/Frameworks/R.frameworkと入力する。その後に再インストールしたが、英語表示は解決せず。
ケース4
インストール途中のCRANを東京ではない方を選択した。英語表示は解決せず。
ケース5
セーフモードで再インストールをしましたが、英語表示は解決せず。
ケース6
CRANを選択し、インストールするが英語表示は解決せず。そこでRのコンソールにsystem("defaults write org.R-project.R force.LANG ja_JP.UTF-8") と入力し、保存せずに一度終了し、再度Rを開いたら日本語になっていた。
結局、Rコンソールに「system("defaults write org.R-project.R force.LANG ja_JP.UTF-8") 」と入力するだけでM1 MacのEZR英語表示の問題は簡単に解決した。是非、英語表示に困っている人は試してみてください。
Mendeley desktopからEndnote20に移行してみた〜Macユーザー〜
研究者にとって文献の管理は非常に重要な問題です。Mendeley desktopは無償で利用できて満足していましたが、Endnote 20を手に入れることができたので、今回はMendeley desktopからendnote20に移行してみたので、その手順を共有します。
<Endnote 20の使用準備>
Endnote20のインストールプログラムを起動し、アイコンをダブルクリックします。
Installボタンをクリックします。
Welcome to Endnote20をNextをクリックします。
Select Installation Typeでプロダクトキーを入力し、Nextをクリックします。
Read meとEnd user licence agreementはNextをクリックします。
Select Componentsは初期のままでNextをクリックします。
インストールが完了したら、Doneを押して終了します。この時、Resitar Endnote 20 onlineにチェックが入っていたら外します。
<Mendeley desktopのデータ移行の準備>
Mendeley Desktopを起動し、メニューバー→Edit→Select Allで全ての文献を選択します。
メニューバー→File→Exportを選択し、ファイルの種類をRISにして保存します。私はすぐに移行するのでデスクトップ上に保存しました。
<Endnote 20でMendeleyの書誌情報を読み込む>
Endnote 20を起動し、メニューバー→File→Newをクリックし、新規ライブラリを作成するが、保存先はローカルにする。
https://www.usaco.co.jp/Portals/0/images/endnote/20/EndNote_20_Quick_Reference_Guide.pdf
次に、メニューバー→File→Importで先ほど作成したMendeleyのRISファイルをImportします。最初は何の反応もなく不安になりましたが、数分後にImportが始まりました。
私は文献が1700本近くあったのでImport押してから20分ぐらいで完了しました。
書誌情報ってどのぐらいかなと思っていましたが、PDF情報もしっかりと移行されています。自分が作成したライブラリの保存先にもPDFが作成されています。
如何でしたか?想像していたよりも非常に簡単にMendeley desktopからEndnote 20に乗り換えができました。方法はUSACOのホームページ等に情報が載っていますが、記事がバラバラなので、この記事では一通りの流れを網羅できるようにしました。少しでも移行の際に参考になれば幸いです。
Macで外部ディスプレイをメインモニターとする方法とは?
Macbook airやMacbook proを外部ディスプレイと接続した場合、メインモニターはMacとなっております。これをMacをサブモニター、外部ディスプレイをメインモニターにする方法をご紹介します。
まず、リンゴマーク→システム環境設定→ディスプレイ→外部ディスプレイをドラッグして左側、Macが右側になるように画面の位置を移動します→外部ディスプレイの方で右クリックして主ディスプレイにチェックが入るようにクリックする。以上でMac側がサブディスプレイになります。切り替えるメリットは、クラムシェルと違い発熱対策もでき、大きな画面1つをメインに使用できることです。
第1回腎臓リハビリテーションガイドライン講習会を受講してみた!透析時運動指導等加算のために受講者多数?
2022年7月31日に日本腎臓リハビリテーション学会主催の第1回腎臓リハビリテーションガイドライン講習会がWebにて開催されましたので参加してみました。この講習会への参加し修了することで、透析中に運動療法等を実施した場合に「透析時運動指導等加算」75点を加算して請求することができるようになります。
実際に参加した感想や得た情報を述べたいと思います。
参加費用ですが、日本腎臓リハビリテーション学会会員は1万円、非会員は2万円と安くはないようです。朝は8時45分から開始し12時5分頃までで、その間に休憩時間は8分程度でした。午後の部は12時40分から16時半まで休憩なしで長丁場でした。16時半以降に合計受講時間が300分を超えていれば修了試験を受けることができます。ただし、受講途中に出てきた3つのキーワードを入力し、送信して正解した場合にテストに進むことができます。テストは20問で2択形式で16問以上の正解で合格となります。不合格の場合も19時まではテストを何度でも受けることができます。ただし、どれが正解で不正解かがわからないので非常にやりにくいと思います。合格後は受講修了証が発行されます。筆者は1回目で18問正解となりなんとか合格できました。
受講費用が高く、講習時間も長丁場で休憩なし、疲労困憊のところに修了試験と大変な講習会であると思います。しかし、本講習会を修了するという条件を満たせば診療報酬で加算が算定できることから病院等の施設に勤務している方は病院側に費用負担を交渉してみても良いのではないでしょうか?次回の日程は暫定ですが10月頃に開催を予定しているようです。
次に、診療報酬に関する疑義解釈の2022年7月31日時点での日本腎臓リハビリテーション学会の見解で気になった要点を共有します。これは厚労省や厚生局等の見解ではございませんし、講習会での日本腎臓リハビリテーション学会の見解を共有するだけですので、実際に事実と異なる場合に筆者は一切責任を負うことはできませんのでご了承ください。
・加算の算定はマンツーマンで20分の運動指導等を実施した際に算定できる。患者を集団にまとめて指導して算定できるということではない。
・非透析日に他の疾患別リハビリテーション料を算定している患者で透析日に加算を算定することはできないだろう。
・カルテ記載は医師がするが、内容は特に規定はない。しかし、なぜ運動指導を必要としたのかは最初に書いた方が良いだろう。
・講習会を受けた医師の指示でないと算定できない。すなわち医師以外の看護師や理学療法士が講習会を修了していても医師が講習会を修了していなければ算定できない。
以上が、診療報酬に関する疑義解釈に対する受講者からの質問への日本腎臓リハビリテーション学会の見解でした。
医師が講習会を受講修了しなければ、他のスタッフが受講修了しても算定できないことや集団で運動療法をまとめてやっても算定できないと色々と問題は山積みのように感じました。
しかし、今回の加算はあくまで予防事業の一環であり、透析患者の高齢化とサルコペニアやフレイルの重複が多いことを踏まえ予後改善や介護予防等を見据えた施作であるので制約は致し方ないのかもしれません。基本的に疾患別リハビリテーション料で算定できる患者は非透析日に運動療法を実施するという従来の方法が一般的であくまでオプションという印象を持ってしまいました。
疾患別リハビリテーション料を算定できる施設基準を有し、患者が適応を満たしているのであれば、非透析日に運動療法を実施する方が病院側の利益になると思います。その上で、透析中に加算を算定する意義は何かということです。これは疾患別リハビリテーション料を算定できる施設基準がない、患者に適応がない、本人の意欲や社会的問題により非透析日の運動療法に参加ができないため、透析中に運動療法を実施することが望ましい場合にこの加算が活きると思います。
如何でしたか?講習会の受講した概要と診療報酬で気になる箇所の日本腎臓リハビリテーション学会の見解を紹介させて頂きました。これから疑義解釈等で詳しいことが明らかになるかもしれませんので確認が必要であると思います。
M1 MacにRコマンダーをインストールしてみた
私のMacの環境は、OS Monterey バージョン12.4です。
- R4.2.1のインストール
- XQuartz 2.8.2のインストールhttps://www.xquartz.org/
- 上記のインストールが完了後に、Rのアプリアイコンをクリックすると、Rコンソールが開きます。
-
install.packages("RcmdrPlugin.EZR", dependencies=TRUE)
- 上記のように入力したら、Enterを押すとCRAN mirrorの選択画面が出ます。Japan(Tokyo)を選択して、「OK」をクリックします.
- 途中で「パッケージのソースからインストールを行いますか?(コンパイルが必要です)(Yes/no/cancel)」が出てきたらEnterを押します。
- Xcodeをインストールする警告が出るのでインストールをする。
- インスール完了後に、コンソールにLibrary(Rcmdr)を入力する。
- ダウンロードが完了したら、一度Rを終了します。
- XQuartzを起動する。
- Rを起動し、コンソールにLibrary(Rcmdr)を入力する。
- Rcommanderを開いたら,まず,ツールから「appのためのMac OS Xのapp.napの管理」を開き,オフにします(動作が速くなるようです).
<補足>
ターミナルに以下を貼り付けするとRを起動時に自動的にEZRが起動されるようです。
## Starts here
echo "options(Rcmdr=list(plugins='RcmdrPlugin.EZR'))" >> ~/.Rprofile
echo "library(Rcmdr)" >> ~/.Rprofile
echo "local({" >> ~/.Rprofile
echo "old <- getOption('defaultPackages')" >> ~/.Rprofile
echo "options(defaultPackages = c(old, 'Rcmdr'))" >> ~/.Rprofile
echo "})" >> ~/.Rprofile
## Ends here